ゴールをいつ見た? 復活の川崎“10番”、芸術的“ダイレクトミドル”に喝采「天才すぎ」
負傷明けのMF大島僚太、ACLで今季公式戦初スタメン…技あり弾で初ゴール
Jリーグの川崎フロンターレは2日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループステージ第3節のユナイテッド・シティFC(フィリピン)戦に臨み、8-0と完勝した。J1王者の“10番”を背負うMF大島僚太は、この試合で今季公式戦初スタメンを飾り、前半42分に復活を印象付ける美しいゴールを決めたが、ACL公式ツイッターやDAZN公式ツイッターが動画を公開すると、ファンから「王の帰還」「まさにパスのようなシュート」など称賛の声が上がっている。
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司令塔として、中村憲剛引退後のチームを牽引する存在と期待された大島だが、今年2月に右腓腹筋肉離れで離脱。前半戦を棒に振るなか今回のACLから復帰し、初戦の大邱FC戦(3-2)、第2戦の北京FC戦(7-0)と2試合連続で途中出場し、第3戦では今季初めて公式戦のスタメンに名を連ねた。
序盤から配球役として存在感を見せるものの、川崎が相手を崩しきれない時間帯が続いていく。そうしたなかで大島は前半34分、右CKでキッカーを務めると正確なボールをニアサイドに走り込んだDF谷口彰悟の頭に合わせ、最後はMF三笘薫がヘディングで決めた先制ゴールの起点になった。
さらに同42分、日本屈指の司令塔が高度なテクニックを見せる。敵陣左サイドからの横パスをペナルティーエリア手前で受けた大島が素早く左にターンすると、FWレアンドロ・ダミアンとワンツー。そのリターンパスを大島はダイレクトで右足で合わせると、正確にコントロールされたシュートがゴール左隅に吸い込まれた。
この華麗な一撃に「DAZN」公式ツイッターが、「#大島僚太 が帰ってきた!!! 観るものすべてを魅了するあまりにも鮮やかな一撃」と綴り映像を投稿。ファンからは「天才すぎ」「まさにパスのようなシュート」「王の帰還」「美しすぎますね」「いつ見たんだよゴールの位置」など多くの称賛の声が寄せられた。
今季初先発で復活を印象付けるパフォーマンスを披露した大島。U-24日本代表MF田中碧が東京五輪を前にドイツ2部デュッセルドルフに移籍したが、司令塔の戦列復帰は後半戦に臨む川崎にとって朗報と言えそうだ。