コパ・アメリカ準々決勝のチリ戦で、相手の顔面へ飛び蹴りを食らわせ一発退場

　コパ・アメリカ（南米選手権）は現地時間2日、準々決勝が行われブラジルがチリを1-0で下し、準決勝へ駒を進めた。FWルーカス・パケタが殊勲の決勝ゴールを奪ったなか、FWガブリエル・ジェズスが相手の顔面へ飛び蹴りを食らわせる“カンフーキック”で、一発退場を命じられたシーンが話題になっている。

　エースFWネイマールやFWロベルト・フィルミーノ、ジェズスらを先発起用したブラジルは、前半をスコアレスで迎えた後半1分、敵陣ゴール前での華麗な連係からパケタが先制ゴールを奪取。この1点を、DFチアゴ・シウバ、DFマルキーニョスらを中心に守り抜き、準決勝進出を決めた。

　順当に勝ち進んだなか、この試合の後半3分、ジェズスが一発退場を命じられた際のラフプレーが話題に。チリDFエウゲニオ・メナとの競り合いの場面で、空中から落ちてきたボールに反応したジェズスの右足裏が、そのままメナの顔面付近に直撃した。

　このシーンに海外メディアが続々と反応し、スポーツ専門局「ESPN」の情報番組「スポーツセンター」公式ツイッターが「メナに対する狂気で、ガブリエル・ジェズスが一発退場」と綴れば、カナダのスポーツ専門局「TSN」も「ガブリエル・ジェズスが酷いチャレンジで退場した」と驚きを持って報じている。

　強豪チリを相手にチームは大きな1勝を挙げた一方、ジェズスにとっては、後味の悪い試合となってしまった。