「インターハイ出場に続きたい」 高校サッカーの“名門”矢板中央、夏の2競技全国大会へ好発進
サッカーの名門校・矢板中央が第4回U-18フットサル選手権以来の全国制覇を目指す
栃木県の矢板中央高校サッカー部は、過去に11度の全国高校サッカー選手権に出場した経歴のある名門校だ。6月23日に行われた全国高校総体(インターハイ)栃木県大会の決勝では、佐野日大高を1-0で破り3大会連続10回目のインターハイ出場を勝ち取った。
インターハイでは2度の3回戦進出、高校サッカー選手権でベスト4に4度勝ち進んだことが、主な戦績として挙げられるが、矢板中央はフットサルで日本一に輝いたことがある。
彼らが日本一となったのは、夏に開催されるフットサルの高校選手権「全日本U-18フットサル選手権」の第4回大会のことだ。この大会で驚異の大会19得点を記録して大会MVPと得点王に輝いたFW大塚尋斗(現・法政大)は、その後、U-20フットサル日本代表に選ばれて、AFC U-20フットサル選手権イラン2019でアジア制覇も成し遂げている。
この時のチームは、大塚をはじめサッカー部の当時2年生が中心で大会に出場し、全国の頂点に立った。今年もトップチームは、サッカーのインターハイがあるため出場できない。それでも、U-18フットサル選手権関東大会に出場したBチームの選手には、全国優勝を果たした時の大塚やMF飯島翼のようなタレントはいなくとも、非常に選手層が厚く、十分なポテンシャルを感じさせるチームだった。
関東大会の初戦、Bブロックに入った矢板中央は第一学院と対戦。今大会、3軍で臨んできた第一学院に対して、矢板中央は力の差を見せる。プレーイングタイムの15分ハーフというレギュレーションの試合で、前半だけで6ゴールを挙げると、後半にも3点を追加。9-1という大勝を収めた。しかも、FP長田皐汰が2得点をした以外は、FP髙橋飛翔、FP鶴見凜功斗、FP原田竜之介、FP松井蒼天、FP菊地純平、FP長井俊、FP高島寛人が1点ずつを取っており、誰もが得点を取れる怖さを見せつけた。
増子明男監督は、「サッカーもインターハイ出場が決まりましたし、フットサルでも全国出場を決められるように頑張りたいと思います」と話したが、Bブロックを1位となった矢板中央は7月10日に行われる関東大会の準決勝に臨み、4大会ぶりの全国出場を目指す。
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