「良い形になりつつある」 神戸DF酒井、イニエスタを生かす”中盤ひし形”に手ごたえ

神戸DF酒井高徳【写真:©VISSEL KOBE】
神戸DF酒井高徳【写真:©VISSEL KOBE】

酒井はシステム変更に伴い、左サイドから右サイドバックへシフト

 ヴィッセル神戸は3日、本拠地のノエビアスタジアム神戸でJ1リーグ第21節湘南ベルマーレ戦に臨む。前半戦を暫定4位(勝ち点34/9勝7分3敗)で折り返したなか、DF酒井高徳は「アンドレス(・イニエスタ)が戻ってきて、パターンが増えている」と語っている。

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 神戸はキャプテンの元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタが右大腿直筋近位部腱断裂で出遅れたが、5月1日のリーグ第12節サンフレッチェ広島戦(3-0)で復帰。前半戦ラストゲームの横浜FC戦(5-0)でFW古橋亨梧がプロ初のハットトリックを決めて大勝するなど、攻撃の迫力は増している。

 現在は4-4-2で中盤がダイヤモンド型となり、イニエスタが頂点のトップ下、MF山口蛍とMF郷家友太がインサイドハーフ、MFセルジ・サンペールがアンカーに入っている。4-2-3-1では左サイドバックに入っていた酒井は右サイドに回っているが、システム的にはフィット感あるという。

「中盤に蛍と友太がいると、横に出ていくことも多いし、絞ることも多いけど、お互いに運動量がある選手なので、カバーしてくれてチームとして助かっている。アンドレス(イニエスタ)が戻ってきて、パターンが増えているなかで、アンドレスが攻撃に専念しつつ、守備に動ける選手が中盤に揃っているという意味では、今のフォーメーションが良い形になりつつあると思う。攻撃においては選手間の距離が近くて、中盤に3枚いる形になるので、上手く(左サイドバックの初瀬)亮と僕の部分で幅が取れた時は、相手としては中に人がいる分、外に注意が行かせづらい。かといって、外に少し広がってしまうと、中に人数がいるので、相手は怖さを感じながらプレーしていると思う」

 もっとも、酒井は「まだまだ完成度が高いかと言ったらそうではない」と現状を冷静に見つめており、「ここ数試合やって、非常にバリエーションを多くやれているし、良い印象を持っている。個人としてもわりと自由にやらせてもらっている。ただ、全体のポジショニングのズレは多少あると思う。少しずつ良くなっているし、良くしていかないといけない」と後半戦に向けた修正点と向き合うことも忘れなかった。
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(FOOTBALL ZONE編集部)



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