マン・Uのファン・ハール監督が冬の移籍市場でアーセナルとのオランダ代表DF争奪戦に乗り出す

過去の確執の影響は

 そして、そのオランダ人指揮官が次に白羽の矢を立てたのは、アストン・ビラ所属のDFロン・フラールというのだ。フラールとアストン・ビラとの契約は今季限りで終了するが、その延長交渉はまだ行われていないという。
 それを察知した、ファン・ハール監督は獲得に乗り出すもようだ。最終ラインにはフィル・ジョーンズ、クリス・スモーリング、ジョニー・エバンズと負傷者が多く、タレント不足が深刻化しているからだろう。
 ただし、フラールは以前、ファン・ハール監督との間に確執があった選手でもある。オランダ1部AZ時代に当時指揮官を務めたファン・ハール監督から契約延長を打診され、延長しなければ飼い殺すと“脅迫”されたと告白した過去がある。それが理由でフェイエノールトへと移籍。ブラジルW杯の代表選出で“雪解け”したと見られるが、一時期は対立関係にあったとされている。
 一方で、アーセナルも同じくフラールの動向を注視しているようだ。ベルギー代表DFトーマス•フェルメーレンをバルセロナに放出後、DF陣の補強を見送り、マテュー・ドゥビュシーが故障で長期離脱を余儀なくされているためだ。オランダ代表DFの決断はいかに。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

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