新主将の「本命」は遠藤航 元JリーガーのOB2人も太鼓判「頭脳とも言える存在」
シュツットガルトの来季主将候補を独紙が特集、ブッフバルト&カカウは遠藤を推す
主将の元ドイツ代表MFゴンサロ・カストロが契約満了によって昨季終了後に退団したシュツットガルトでは、誰が主将の役割を引き継ぐのか決まっておらず、来季に向けた注目ポイントの一つとなっている。そうしたなか、現地メディアやクラブOBからは日本代表MF遠藤航を新キャプテンに推す声が上がっている。
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昨季もカストロが欠場した際など計5試合でキャプテンマークを託されたことがあり、チームの統率役を担った経験があること、デュエル勝利数でリーグ首位に立つなど個人としてのパフォーマンスにおいても際立った結果を残していることが、“遠藤待望論”に繋がっているようだ。
「カストロの退団後、エンドウがシュツットガルトの新キャプテンに?」との題名で特集記事を掲載したドイツ紙「ビルト」は、「ワタル・エンドウはチームの心臓であり、闘争心という面では模範的存在だ。すでに昨シーズン中に彼は副キャプテンを任されていた」といくつかの候補者のなかでも、遠藤に「Favorit(ファボリート/本命)」との評価を下している。
また、シュツットガルトのOBたちも遠藤の新主将就任に太鼓判を押している。シュツットガルトに11年間在籍して2度のリーグ優勝(1983-84、92-93シーズン)を経験し、浦和レッズでも選手と監督の両方で活躍した元ドイツ代表DFギド・ブッフバルト氏は、「キャプテンが担う役割を、エンドウはしっかりと果たすことができる。なぜなら、彼はピッチ中央でプレーするチームのキーマンであり、頭脳とも言える存在だからだ。キャプテンマークを巻くために必要なものをすべて持ち合わせている」と、遠藤について主将を務めるだけの器量は十分にあると語った。
ブッフバルト氏同様にシュツットガルトに11年間(2003~14年)在籍し、2014年からはセレッソ大阪でも2年間プレーした元ドイツ代表FWカカウ氏も、「エンドウはすでにキャプテンマークを巻いてプレーしたことがあるし、その時のパフォーマンスは非常に良かった。彼のクオリティーについては、もはや話す必要はない」と語り、遠藤こそ新キャプテンにふさわしいとしている。
昨季フランクフルトで主将を務めた元日本代表MF長谷部誠に続いて、遠藤もドイツの名門であるシュツットガルトでリーダー役を任されることになるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)