J1席巻の“スピードスター”に闘莉王が極意を伝授 ゴール量産へ「CB前のスペースを…」
今季J1で13得点の神戸FW古橋、「闘莉王TV」の企画で元日本代表DFに質問
今季のJ1リーグで13ゴールを奪い得点ランキングトップに立つヴィッセル神戸FW古橋亨梧は、日本代表の定位置争いでも頭角を現している。そんな“スピードスター”は、元日本代表DF田中マルクス闘莉王氏にさらなるゴール量産の秘訣を質問。「21世紀のDF得点数」でスペイン代表DFセルヒオ・ラモスに次ぐ世界2位に君臨するかつての名手は、“闘将学”を注入している。
【注目】白熱するJリーグ、一部の試合を無料ライブ配信! 簡単登録ですぐ視聴できる「DAZN Freemium」はここから
日本サッカー界の闘将として知られた男は、自身の公式YouTubeチャンネル「闘莉王TV」の最新回で、古橋からの質問に答える企画を展開した。
現在、J1得点ランク1位の13ゴールを叩き出しているスピードスターは、「やっぱり僕はFWなので、もっとどうしたら闘莉王さんの眼から見て、得点を量産できるのか」と、動き出しなどの工夫について質問すると、闘莉王氏は独特の視点からアドバイスした。
「裏(のスペース)に飛び込んでいくのが古橋選手の良さ。今度はその裏のスペースがない状態、自分たちでゲームをコントロールしている状況で、自分でスペースを作らなければいけない」
圧倒的なスピードを武器にゴールを陥れる古橋が、相手の最終ライン裏にスペースがない時にいかに得点チャンスを作り出すのか――。闘莉王氏は古橋のレベルアップに向けたハードルを指摘したうえで、「相手センターバック(CB)の前のスペースをどうやって使うかがポイントになってくると思う」と語り、相手CBとの駆け引きと、シュートを打てる空間を生み出す術を伝授した。
先日、国際サッカー歴史統計連盟(IFFHS)が発表した「21世紀のディフェンダーのゴールランキング」で、レアル・マドリードからの退団が決まったスペイン代表DFセルヒオ・ラモスに次ぐ、堂々の世界2位に選出されている闘将ならではの、ハイレベルな技術論が展開される興味深い回となっている。