レアル会長、久保のプレシーズン参加プラン崩壊!? 現地指摘「監督の反応に阻まれる」
ペレス会長は久保に信頼を置くも、アンチェロッティ監督は“構想外”扱いの模様
日本代表MF久保建英は、期限付き移籍していたヘタフェへのレンタル期間が6月30日をもって満了となり、契約上は保有権を持つレアル・マドリードの選手に戻った。しかし、カルロ・アンチェロッティ新監督の下では構想外と目され、スペインメディアは新シーズンもレンタルの筆頭候補としている。
久保は今季、期限付き移籍先のビジャレアルでシーズンをスタートさせたが、ウナイ・エメリ監督の下で出場機会を得られず、今年1月に“再レンタル”でヘタフェ行きとなった。アンチェロッティ新監督の構想外と見るスペインメディアが多く、エスパニョール、マジョルカ、ベティス、アーセナルといったクラブがレンタル先候補に挙がっている。
そのなかで、スペインメディア「ドン・バロン」は「クボとそのほかのレアル・マドリードのレンタル選手はアンチェロッティの下でも戦力計算されない」との見出しでレポートしている。
「ブラヒム・ディアス、ボルハ・マジョラル、ダニ・セバージョス、ルカ・ヨビッチは復帰が限りなく不可能で、資金確保のために全員を移籍させる考えだ。もっともタケフサ・クボは少し状況が違い、フロレンティーノ・ペレスからの全幅の信頼がある。会長は日本人選手が少なくともプレシーズンには参加させられるとの期待を持っていた。特に、ヴィニシウス・ジュニオールがスペイン国籍を取得すれば空く外国籍枠は彼のものだった。
しかし、イタリア人(アンチェロッティ)がバルサの下部組織選手を必要としないという反応に阻まれる。クボは今季のビジャレアルとヘタフェでのレンタルで十分なものを示せず、計画は改めてリーガ・サンタンデール(スペイン1部)のチームに貸し出すというものだ。昇格チームのエスパニョールと、1年プレーしたマジョルカがより可能性の高いチームのようだ」
スペイン3年目を迎える久保は、新シーズンをどのチームで迎えるのか注目が集まる。
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(FOOTBALL ZONE編集部)