Jリーグ移籍も噂された“ピカチュウ”、超絶ステップからゴラッソ! 母国称賛「完璧」

ブラジル人MFヤーゴ・ピカチュウ(※写真はヴァスコ・ダ・ガマ時代)【写真:Getty Images】
ブラジル人MFヤーゴ・ピカチュウ(※写真はヴァスコ・ダ・ガマ時代)【写真:Getty Images】

2年半前にJリーグ移籍も噂されたMFピカチュウ、ブラジル1部の試合でゴラッソを叩き込む

 ブラジル1部フォルタレーザは現地時間6月30日、リーグ第8節でシャペコエンセと対戦し3-2で勝利した。この試合で決勝点を奪ったのは、かつてJリーグ移籍も噂されたブラジル人MFヤーゴ・ピカチュウ。華麗なステップで相手を翻弄して決めた一撃に、海外ファンからも「芸術」「滑らかすぎる」などの声が上がっている。

 今年3月にヴァスコ・ダ・ガマからフォルタレーザに完全移籍したピカチュウは、右サイドハーフや右サイドバックを主戦場とし、167センチと小柄ながら素早い動きで相手を翻弄するのが特長。少年時代にその機敏なプレースタイルから、日本のアニメ「ポケットモンスター」のキャラクターであるピカチュウからニックネームが付けられたという逸話を持つ。

 そんなピカチュウはヴァスコ・ダ・ガマでプレーしていた2018年冬に、ブラジルメディアでJリーグ移籍の可能性が浮上したことが話題に。結果的に移籍は実現せず、今年フォルタレーザに加入すると、ここまでブラジル1部リーグ8試合に出場し4ゴールを挙げている。

 そのなかで、6月30日に行われたシャペコエンセ戦で決めた一撃が話題を呼んでいる。フォルタレーザが退場者を1人出す苦しい展開ながら2-1とリードして迎えた後半27分、敵陣左サイドでのパス交換から右サイドでフリーになっていたピカチュウへパスが通る。ボールを受けたピカチュウがドリブルを開始すると、対峙した相手DFを細かいステップとボディフェイントで翻弄。相手の体勢を崩してシュートコースを作ると右足を振り抜き、鮮やかな一撃をゴール左サイドネットに突き刺した。

 この一撃をブラジルメディア「Futebol Cearense」公式ツイッターは「ヤーゴ・ピカチュウがカステロンでゴラッソを決めた」と速報。クラブ公式ツイッターがこの得点シーンを動画付きで公開すると、ファンからは「完璧」「滑らかすぎる」「芸術」「マーカーをノックダウンした」などの声が上がっていた。現在29歳のピカチュウだが、少年時代からの特長である鋭い動きによる突破は、今も健在のようだ。

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