阿吽の呼吸! C大阪MF清武、同点弾演出の華麗バックヒールに脚光「ベストアシスト」
1点ビハインドの後半34分、清武と坂元の連携で同点ゴールを奪取
セレッソ大阪は6月30日、タイのブリーラム・スタジアムで行われたAFCチャンピオンズリーグ(ACL)第3節ポートFC(タイ)戦で、ミスから招いた失点で劣勢を強いられながら、試合終盤に1-1と追いついて勝ち点1を手にした。値千金の同点ゴールを生んだ主将MF清武弘嗣のヒールパスが、ACL公式ツイッターで「ベストアシスト」に選ばれている。
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中2日で6試合を戦う超過密日程のなか、C大阪のレヴィー・クルピ監督はスタメン10人を入れ替える大幅なターンオーバーを敢行。前半18分にFW加藤陸次樹が相手最終ライン裏のスペースに抜け出して、フリーでシュートチャンスを迎えるも、枠を捉えられず。同29分にもゴール前のこぼれ球を再び加藤がフィニッシュを試みるが、クロスバー直撃となってゴールを割れなかった。
ポートFCにセットプレーで危うい場面を作られる時間帯もあったなか、C大阪は前半アディショナルタイムにまさかの形で失点を喫する。ポートFCのFWパコーン・プレムパックが自陣から前線にロングフィード。バウンドしたボールが今季公式戦初出場となったGK松井謙弥の想定よりも大きく跳ねて頭上を抜かれてしまい、懸命に伸ばした手を弾いてそのままゴールに吸い込まれてしまった。
C大阪は後半開始からDF瀬古歩夢、FW高木俊幸を投入。さらに同22分には清武とMF坂元達裕と攻撃陣を入れて反撃を試みる。すると後半34分、敵陣右サイドでペナルティーエリア右の清武にパスを入れた坂元は、すぐさまダイアゴナルな動きでボックス内へ。清武が相手を背負って引き付けながら、左足ヒールでスペースに流すと、最後は坂元が得意の左足シュートで相手GKワッチャラ・ブアトンの手を弾き、同点ゴールを奪った。
坂元は試合後のフラッシュインタビューで、「清武さんと中で近い位置で崩していこうと途中から出る時に話していたので、それがゴールに上手くつながったと思う」と明かした。ACL公式ツイッターは「キヨタケとサカモトの連携」と題し、「ベストアシスト」に認定。ファンからも「キヨと達は息ピッタリ」と、チームを救った連携を称えていた。