「凄まじい稲妻シュート」 仏代表ポグバの”綺麗な弧を描く”ミドル弾を英称賛
前回大会準優勝のフランス、PK戦でスイスに敗北しベスト16敗退
フランス代表は現地時間28日、欧州選手権(EURO)の決勝トーナメント1回戦でスイス代表と対戦し、延長戦まで戦って3-3と決着がつかず、PK戦の末に4-5で敗戦を喫した。この試合でチームの3点目の決めたMFポール・ポグバのゴールについて、海外メディアが称賛している。
前回大会準優勝である優勝候補のフランスはスイスと対決。試合は立ち上がりから優勢に進めるも、崩し切るところまではいかず、逆に前半15分にクロスを相手FWハリス・セフェロヴィッチに頭で合わせられ先制を許す。その後、フランスが押し気味に試合を進めるも0-1で折り返した。
後半に入ってもフランスが主導権を握ると、同12分、FWキリアン・ムバッペのパスを受けたFWカリム・ベンゼマが冷静に流し込み同点に追いつく。さらにその2分後には、シュートのこぼれ球をまたもやベンゼマが頭で押し込み逆転に成功した。
攻撃の手を緩めないフランスは同30分、ベンゼマのシュートのこぼれ球をエリア外ゴールほぼ正面で拾ったポグバが、少し距離のあるなか右足を振り抜く。インフロントキックで放たれたシュートは綺麗な弧を描きながら、相手GKヤン・ゾマーの目一杯伸ばした手の先を抜け、ゴール右隅に吸い込まれた。
このゴールについて英サッカー情報サイト「GIVE ME SPORT」は「ポール・ポグバがスイス相手に凄まじい稲妻シュートでゴールを奪う」と取り上げ、さらに英メディア「スポーツ・バイブル」は「ポグバが驚くべき一撃を放つ」と表現している。
試合はその後、同36分に再び相手FWセフェロヴィッチに頭で合わせられ1点差に詰め寄られると、終了間際の同45分にも相手MFマリオ・ガヴラノヴィッチに決められ同点に追いつかれる。延長戦でも決着はつかずPKまでもつれ込み、5人目のキッカーを務めたムバッペがゾマーに止められ、4-5で敗れた。
無念のベスト16敗退となったフランスだが、中盤で躍動したポグバはワールドクラスの技術で存在感を放っていた。