「バルサファンにプレビューを提供」 メッシ、アグエロとの連係&ループ弾に英注目
アルゼンチンがボリビアに4-1と快勝、メッシはPKを含む2G1Aの大活躍
アルゼンチン代表は現地時間28日、コパ・アメリカ(南米選手権)グループリーグ最終節でボリビア代表と対戦し、4-1で快勝を収めた。この試合でPKを含む2得点を決めたアルゼンチン代表FWリオネル・メッシのループ弾について、海外メディアが称賛している。
すでに決勝トーナメント進出を決めている首位のアルゼンチンは、全敗で最下位のボリビアと対戦。試合は序盤からアルゼンチンが主導権を握り、前半6分にメッシからの浮き球のラストパスを受けたMFアレハンドロ・ゴメスが左足ボレーを決め幸先良く先制。同33分にはA・ゴメスが倒されPKを獲得すると、これをメッシが冷静にゴール右隅に決め追加点を奪う。
さらにアルゼンチンは猛攻を仕掛け、同42分にはメッシの華麗な一撃が決まる。敵陣センターサークル付近でFWセルヒオ・アグエロがボールを持つと、一瞬足もとで受けるふりをしてマークを外し、裏へ抜けたメッシへ浮き球のスルーパスを通す。ワンバウンドさせたメッシは、相手GKが前に飛び出しているのを見て冷静にループシュートを選択。左足から放たれたボールは綺麗な弧を描き、ワンバウンドしてゴールネットを揺らした。
このゴールについて英サッカー情報サイト「CAUGHT OFFSIDE」は、「リオネル・メッシとセルヒオ・アグエロがボリビア相手に素晴らしいコンビネーションからゴールを決め、バルセロナのファンに来季のプレビューを提供する」と取り上げ、来季からチームメートになる2人について言及している。また、「コパ・アメリカ」公式ツイッターには、ファンから「ゴラッソ」「なんというフィニッシュ」という称賛のコメントが寄せられている。
試合は前半を3-0で折り返したアルゼンチンが後半に1点を返されるも、同20分にシュートのこぼれ球をFWラウタロ・マルティネスが詰め勝負を決定づけた。アルゼンチンは3勝1分でグループ首位通過。メッシは今大会でも3ゴールで得点ランキング1位に立ってチームを牽引しているが、悲願の“A代表初タイトル”を手にし、アルゼンチンに15回目となる南米チャンピオンの称号をもたらすことができるのだろうか。