「100回見ないと分からない」 ベンゼマの“芸術トラップ”弾を海外絶賛「繊細なタッチ」
EURO16強スイス戦で2ゴール、1点目のシーンは華麗なトラップからのゴラッソ
レアル・マドリードのフランス代表FWカリム・ベンゼマは、現地時間28日に行われた欧州選手権(EURO)のスイス戦で、左足での鮮やかなトラップから流れるようなステップでゴールを決めた。スペイン紙「マルカ」は、「100回見ないと分からないコントロール」とその圧巻の技術を称えている。
ポルトガル、ドイツ、ハンガリーと同居したグループFを首位で突破したフランスは、グループA3位で勝ち上がったスイスと激突。前半15分に先制ゴールを許して前半を0-1で折り返すと、後半12分にベンゼマがFWキリアン・ムバッペのアシストを受けて同点ゴールを決めた。ムバッペからのラストパスはエリア内に走り込むベンゼマの後方に流れたが、ベンゼマは伸ばした左足でボールを前方にコントロール。そのまま流れるような動きで得点に結びつけた。
スペイン紙「マルカ」は、「100回見ないと分からないベンゼマのありえないコントロール」と見出しを打ち、ベンゼマのボールスキルの高さを称賛。ゴールシーンについては「不可能なコントロールを発明した。左足にフックをかけたようにボールを掴み、繊細なタッチでボールをゴールへと導いた」と記された。
長く代表から遠ざかっていたが、今大会に向けて5年半ぶりにフランス代表復帰を果たしたベンゼマ。スイス相手にPK戦の末に敗れベスト16で無念の敗退となったものの、2試合連続2ゴールを奪うなど大舞台でも持ち前の技術を存分に発揮してみせた。
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