手倉森J、トゥーロン黒星発進も「挽回せよ!」 指揮官は五輪見据えて奮起促す
「リーグ戦で考えた時に…」
今大会は交代枠が5人まで許されているが、途中出場のFWオナイウ阿道やDF三浦弦太はまずまずのプレーを見せた。それでも指揮官は「後ろ向きなゲーム展開を見て、前向きに入らなくてはいけないという彼らの理解力は当然のこと。4枚の交代を生かしきれなかったのは僕の交代ミス」と、合格点は与えていないようだ。
それでも、この敗戦から得るものがあると話した。年初のリオ五輪アジア最終予選から無敗を続けてきたチームだけに、この敗戦にどんなリアクションを見せられるかが大切だと話している。
「今年に入って初めて負けた。リーグ戦で考えた時にしっかり挽回できるか。今日、悔しい思いをして、よりやらなくてはいけないという気持ちでパワーを出すことが求められる。今日勝っていろいろなものをコントロールし ながら、というわけにはいかなくなった。力を出し惜しみせずにやるしかない」
5チームによるリーグ戦で、1位通過なら決勝、2位通過なら3位決定戦に回る。大会の最後まで貴重な経験を積むためには、残りの3試合で全勝に近い成績を残すことが求められる。U-23世代の若武者たちは、指揮官のゲキに応えることができるだろうか。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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