手倉森J、トゥーロン黒星発進も「挽回せよ!」 指揮官は五輪見据えて奮起促す

パラグアイ戦1-2に「後ろ向きでプレーしてしまった」と厳しく指摘

 U-23日本代表の手倉森誠監督は、リオデジャネイロ五輪への腕試しとなったトゥーロン国際大会初戦パラグアイ戦の敗戦にも前を向いた。「リーグ戦で考えた時にしっかり挽回できるか」と、選手たちの奮起を促している。

 手倉森監督は第一声で「難しいゲームをしてしまった」と、この1-2の敗戦が自滅であると話した。「姿勢の部分で、最初にボールを握れるんだとなった時、いつでも後ろを取れるとなった上での失点だった。つまり、この試合はすべて後ろ向きでプレーしてしまった。そうなると結果は悪い方に転がる」と、立ち上がりからボールを支配して攻撃に出る中で、自分たちのミスから失点した展開を厳しく指摘している。

 痛恨の失点は前半18分、サイドバックのDFファンウェルメスケルケン際がセンターバックのDF植田に出したバックパスをカットされた場面から始まった。ここで日本は中盤の選手全員が置き去りになり、一気にカウンターを受けて先制を許した。この場面に象徴されるように、日本の守備が自分たちのゴール方向を向いての守備になってしまったと話している。

 後半に入って一時はFW浅野拓磨のゴールで同点としたが、同30分には直接FKを決められて決勝点を奪われた。「我々のミスがしっかり向こうに行く。FKで取られたシーンも慌ててしまう。すべてが、後手後手になった結果」と、この敗戦が自分たちが招いたものだと話した。

 

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