元Jリーグ助っ人FW、日本と中国を比較 「中国人は指導面で忍耐強くない」
中国で現役キャリアを送るブラジル人FWアデミウソンが現在の心境を告白
ガンバ大阪や横浜F・マリノスで活躍したブラジル人FWアデミウソンは現在、中国2部リーグの武漢三鎮で現役キャリアを送っている。アジア2カ国目となる地で奮闘を続けるなか、母国メディアへ現在の心境を明かした。
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名門サンパウロでプロデビューしたアデミウソンは、2015年に初来日。横浜FM、G大阪の2クラブで計6シーズンプレーしたが、昨年10月に道路交通法違反(酒気帯び運転、報告義務違反)の容疑で捜査されたことを受け、日本サッカー協会統一選手契約書の契約条項に基づき、同年12月28日付で契約解除処分となった。
この一件後、自身のSNS上でクラブのスタッフや仲間、ファン、サポーターに向けて謝罪し日本を離れたアデミウソンは、今年2月に中国2部リーグの武漢三鎮と正式契約。4月下旬に開幕したリーグ戦では、ここまで8試合に出場し5ゴールをマークしているなか、ブラジルメディア「UOL」に対し中国に対する印象を明かしている。
武漢と言えば、一昨年末に新型コロナウイルスの感染例が初めて確認された都市。アデミウソンは「武漢と契約する前は、正直、中国と聞いて怖かった」と打ち明けたが「クラブのメンバーが、状況が上手くコントロールされていて、ウイルスが抑制されていることを教えてくれたので、だいぶ落ち着いた。最初は怖かったけれど、街を離れることは考えなかった。中国は私をとてもよく受け入れてくれて、必要な情報を住民に伝える方法を知っている国だ」と語り、新たな環境に解け込めていることを窺わせている。
自身のプロキャリアにおいて、中国はアジア2カ国目。記事では6年間プレーした日本との違いにも言及され、アデミウソンは「この2つの国ではすべてが同じだと思っている人がいるが、実際には多くの違いがある」と指摘。「日本人は一般的に、話したり指導することに忍耐力がある一方で、遊びや友人関係などには閉鎖的です。中国人は指導面や説明することに関してあまり忍耐強くないがよく遊ぶので、結果的に外国から来た人を助けることになる」と、独自の見解を明かした。
将来的には母国に戻り「サンパウロのシャツを着たい」との願望があることも明かしたアデミウソン。一方で、現在27歳のブラジル人ストライカーは2016年に設立されたばかりの武漢三鎮を「巨大化していきたい」とも語り、助っ人としてクラブに貢献していくことを誓った。
(FOOTBALL ZONE編集部)