浦和のサッカーで「自分が生きる」 新加入MF江坂、「魅力を感じる」プレーとは?
柏から移籍した江坂任が記者会見「多くボールに絡みたい」
浦和レッズへの完全移籍が発表された日本代表MF江坂任の新加入会見が25日に開かれ、「攻撃に多彩なところがあると思うので、そこで自分が生きると思う」と新天地での活躍に向けたビジョンを語った。
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浦和は25日朝、柏レイソルから江坂を獲得したことを発表。トレーニングは非公開だったが、江坂が参加したことは公式ツイッターでも写真入りで公表されていた。そして、「練習も良い雰囲気でやっていた。上手く溶け込めたかなと思う」と、上々だった第一印象を話した。
浦和は今季からリカルド・ロドリゲス監督が指揮を執り、ここ数年に比べればボールを支配して攻撃する時間の長いサッカーを展開している。そうしたなかで、リーグ戦は前半19試合を終えて勝ち点31の暫定6位。ルヴァンカップでは準々決勝に進出し、天皇杯も勝ち残っている。江坂は、浦和に加入するにあたって前向きな思いを口にした。
「レッズのサッカーにプレースタイルはフィットすると思った。レッズの掲げているタイトルのところに力を出せればと思う。ボールを保持する時間が長いので、そのなかで多くボールに絡みたい。後ろと前をつなぎ合わせるプレーも求められると思うので、そこをやっていきたい。ボールを長く握るサッカーであり、攻撃では流動的にポジションを入れ替えながらやっているので、そこに魅力を感じる。攻撃に多彩なところがあると思うので、そこで自分が生きると思う」
浦和は相手ボール時には4-4-2のブロックを組むことが多いが、マイボールになると相手のシステムに応じてポジションを変化させつつ、効率的にボールを前進させる戦術が採用されている。ロドリゲス監督のチームにとって、江坂のように周囲の状況を把握しながら決定的な仕事ができる選手がハマる想像をするのは難しくない。
そして浦和では現在、5月のデビューから公式戦11試合10ゴールのデンマーク人FWキャスパー・ユンカーが絶好調で、今季は昨年末の負傷もあり出遅れているものの、9年連続リーグ戦で二桁ゴールを記録しているFW興梠慎三も在籍する。