EUROフランス戦で相手DFを軽々と飛び越えたジャンプ力に英メディア熱視線

　ユベントスのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドは現地時間23日に行われた欧州選手権（EURO）のフランス戦でPKによる2ゴールを決めた。これで代表通算得点を109得点とし、世界歴代1位だった元イラン代表FWアリ・ダエイ氏の記録に並ぶ金字塔を打ち立てたなか、この試合中に見せた驚異的な跳躍ヘッドに海外メディアが注目している。

　ポルトガル代表のキャプテンを務めるロナウドはEURO初戦のハンガリー戦（3-0）でPKを含む2得点、続くドイツ戦（2-4）でも先制ゴールをマーク。5大会連続出場となるEUROでの通算得点を「12」とし、元フランス代表MFミシェル・プラティニ氏（9得点）を抜いて大会歴代1位になっていた。そして決勝トーナメント進出の懸かった大一番のフランス戦（2-2）では2つのPKを成功させ、その記録を「14」まで伸ばした。

　フランス戦でのロナウドは大記録だけにとどまらず、圧巻の跳躍力でも観る者を魅了。36歳を迎えても驚異的な身体能力を発揮し続けているロナウドは、ゴール前に放り込まれたクロスに対しバネのように飛び上がると、競り合ったフランス代表DFプレスネル・キンペンベを軽々と飛び越え、ヘディングシュートを放った。

　惜しくもゴールとはならなかったが、180センチ超の身長を持つ相手を飛び越えかねないジャンプ力に、英紙「ザ・サン」は「信じられないようなジャンプで宙に浮いた」と熱視線を注げば、英メディア「スポーツ・バイブル」も「超人的な跳躍」と注目。「ザ・サン」紙の記事では、SNS上に寄せられた反応も紹介されており、「どうやっているのかは、本人しか知らない…昇降量的には、かなりの跳躍量だ！」「CR7の足にはバネがあるのか？　36歳にしてあの跳躍を見てみろ。ありえないほどのアスリートだ」との声が上がっていた。

　ロナウドの活躍により、ポルトガルはEURO決勝トーナメントに進出。強豪ベルギーとのビッグマッチを迎えるが、今大会で存在感を放つロナウドのパフォーマンスにも注目が集まる。