“放出候補”のコウチーニョ、来季バルサ残留説が浮上 現地報道「誰も求めていない」
バルサが売却希望も買い手“なし”…必然的に残留の見通しとスペインメディア指摘
ブラジル代表MFフィリペ・コウチーニョは2018年1月に移籍金1億4500万ユーロ(約192億円)でバルセロナに加入した。その金額はバルサ加入選手としてはいまだに歴代1位だが、その大きな期待に見合うだけの結果は残せずにいる。クラブにとってコウチーニョは放出候補の1人ながらも、今や欲しがるクラブがない状況だという。
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コウチーニョは昨年末に左膝を負傷。年明け早々に手術を受けて無事に成功したが、シーズン後半戦は棒に振り、リーガで12試合、UEFAチャンピオンズリーグ2試合の出場のみで終わった。
コロナ禍での財政難もあり、一部選手の売却が必要ななかでコウチーニョは放出候補の1人として名前が挙がっているが、どうやら来季もチームに残る可能性が高いという。それはロナルド・クーマン監督がコウチーニョを重要な戦力と見なしているというポジティブな理由ではなく、どうやら買い手がつく見込みがないからなのだという。
カタルーニャ地元紙「L’Esportiu」によれば、現在までにコウチーニョに対する獲得オファーは一つも届いていないため、必然的に来季も残留する見通しだと報じられている。
コウチーニョは2019年にバルセロナからローン移籍の形でバイエルン・ミュンヘンへ移籍し、1年間プレーしている。この時はバイエルンがローン費用として850万ユーロ(約11億円)を支払い、年俸も負担した。今のコウチーニョは、こうしたローン契約でも欲しがるクラブはない状況だという。スペイン紙「AS」は「誰もコウチーニョを求めていない」とブラジル代表MFの現状を伝えている。
コパ・アメリカ出場も叶わず、苦難の日々を過ごすコウチーニョ。インテルやリバプールなどビッグクラブを渡り歩いてきたプレーメーカーはバルセロナで再び輝きを取り戻すことはできるのだろうか。
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(FOOTBALL ZONE編集部)