遠藤航は“非売品”の1人 英雄ブッフバルトが来季の主軸に指名「チームの頭脳」

MF遠藤航をシュツットガルトOBのブッフバルト氏が評価【写真:Getty Images】
MF遠藤航をシュツットガルトOBのブッフバルト氏が評価【写真:Getty Images】

シュツットガルトOBのブッフバルト氏、独紙で「売ってはいけない選手」と評価

 Jリーグ創成期の1994年に来日して浦和レッズで選手として活躍、その後2004年から3年間にわたって浦和の監督も務めた元ドイツ代表DFギド・ブッフバルト氏がドイツ紙「ビルト」のインタビューに応じ、そのなかで日本代表MF遠藤航を「チームの頭脳」と評している。

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 選手として2度のJリーグ年間ベストイレブン(1995年、96年)を受賞し、さらに2006年には監督として浦和をクラブ史上初のJ1優勝に導いたブッフバルト氏はJリーグに残るレジェンドの1人だが、94年に浦和に入団するまで11シーズンにわたって在籍していたシュツットガルトでもクラブの歴史を語るうえで欠かせない往年の名プレーヤーだ。

 名誉キャプテンを務めるなど現在もシュツットガルトと密接な関係にあるブッフバルト氏は、2シーズンぶりにブンデスリーガに戻ってきた昨季のチームの戦いぶりについて「非常に良くやった。特に素晴らしかったのは、選手たちが自ら成長を遂げたことだ」と称えた。一方で、新型コロナウイルスの感染拡大によるクラブの財政状況の悪化について触れ、「昨季は非常に多くのお金を費やしてしまったので、今は節約を優先した経営を強いられている。チーム編成を縮小すると同時にクオリティーも獲得しなくてはいけない。簡単な課題ではない」と、今後は選手の売却などで資金を捻出する必要に迫られる可能性があると指摘している。

 しかし、そうした状況でもチームの核となる選手は手放すべきではないとブッフバルト氏は考えているようだ。インタビューのなかで、「来季のために売ってはいけない選手は誰ですか?」との質問に対して、「特にサーシャ・カライジッチはなんとしても引き止めないといけない。ヴァルデマール・アントンも私のなかでは議論の余地がない。彼は非常に安定感のあるディフェンダーだ。それからワタル・エンドウもチームの頭脳のような存在であり、手放してはいけない」と語り、昨季はリーグ戦33試合で16ゴールのカライジッチ、不動のセンターバックとしてリーグ戦31試合に出場したアントンとともに、遠藤のことも“非売品”の1人として名前を挙げている。

 昨季は主将のゴンサロ・カストロが欠場した際にはゲームキャプテンを任されることもあった遠藤は、ブッフバルト氏も指摘するように今のチームには欠くことのできない存在となっていて、来季はより多くの責任を担うことになるかもしれない。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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