「ワールドクラス」 ポーランド英雄レバンドフスキ、“崇高なコントロール弾“に海外注目
ポーランドはスウェーデンに2-3で惜敗、レバンドフスキの1点目を海外メディア称賛
ポーランド代表は現地時間23日、欧州選手権(EURO)のグループリーグ最終戦でスウェーデンと対戦し、2-3で惜敗を喫した。この試合で2得点を決めたポーランドの絶対的エースFWロベルト・レバンドフスキの1点目のシュートについて、海外メディアが「ワールドクラスのフィニッシュ」と称賛している。
逆転でグループリーグを突破するには勝利が必須のポーランドは、無敗(1勝1分)ですでにベスト16進出を決めていた1位のスウェーデンと対戦。試合は開始早々の2分、相手FWアレクサンデル・イサクとの連係からFWエミル・フォルスベリに左足でゴール右隅に決められ先制を許す。同17分には、右CKからレバンドフスキが頭で合わせるもクロスバーを直撃。こぼれ球を再びレバンドフスキがヘッドするもまたもやクロスバーに直撃し、同点とはならなかった。その後はポーランドがやや押し気味の展開が続くも得点は奪えず、0-1で折り返す。
後半に入り、ポーランドが攻勢に出てチャンスを作るも、同14分にカウンターから再びフォルスベリに決められ0-2。しかし、ポーランドはその2分後の同16分、自陣でボールを奪い中央からのスルーパスにレバンドフスキが抜け出すと、ペナルティーエリア左手前から右足を振り抜く。綺麗な弧を描いたシュートは、相手GKロビン・オルセンが目一杯伸ばした手の先を抜け、ゴール右隅に吸い込まれた。
このゴールについて、英サッカー情報サイト「CAUGHT OFFSIDE」は「レバンドフスキがトレードマークのワールドクラスのフィニッシュで、ポーランドの希望を維持する」と見出しを打ち、「レバンドフスキは崇高なフィニッシュで、ポーランドが敗退しないように1人の戦いを続けた」と取り上げている。
その後、同39分にレバンドフスキがこの日2点目となる同点ゴールを決めて勝利への執念を見せるが、同アディショナルタイムに相手MFヴィクトル・クラエソンに勝ち越し弾を奪われ2-3で敗戦。3戦3ゴールと孤軍奮闘を見せたレバンドフスキだったが、チームは未勝利のままグループリーグ最下位での敗退が決まった。