「EURO2020ワーストミス」 レバンドフスキ、2連続“バー直撃ヘッド”に海外注目
ポーランドはスウェーデンに2-3と惜敗、レバンドフスキは2得点も珍しいミスが話題に
ポーランド代表は現地時間23日、欧州選手権(EURO)のグループリーグ最終戦でスウェーデンと対戦し、0-2から一度は追いついたものの、後半アディショナルタイムに勝ち越しゴールを許し、2-3で惜敗を喫した。この試合でポーランドの絶対的エースFWロベルト・レバンドフスキは2ゴールと奮闘したものの、2連続でシュートをクロスバーに当てたシーンについて海外メディアが注目している。
グループリーグ未勝利(1分1敗)のポーランドは、逆転で決勝トーナメントに進出するためには勝利が必須条件のなか、無敗(1勝1分)ですでにグループリーグ突破を決めている1位のスウェーデンと対戦。試合は開始早々の2分に動く。相手FWアレクサンデル・イサクとの連係からFWエミル・フォルスベリに決められ先制を許す。その後はポーランドがやや押し気味の展開が続くも得点は奪えず、0-1で折り返した。
勝利が必要なポーランドは後半からより前がかりに攻めるも、逆に同14分にカウンターから、最後はまたもやフォルスベリに右足でゴール右隅に決められ、0-2とされる。しかし、諦めないポーランドはその2分後の同16分、エリア内左からレバンドフスキが右足を振り抜き1点を返すと、同39分に再びエースが左からのクロスをワントラップし、冷静に左足で流し込み同点に追いついた。
逆転しなければ敗退が決まるポーランドは、その後も猛攻を仕掛けるが、同アディショナルタイムに相手MFヴィクトル・クラエソンに勝ち越し弾を奪われ万事休す。試合はそのまま終了し、2-3で敗れてグループリーグ最下位での敗退が決まった。
そんななか、レバンドフスキが2連続でシュートをクロスバーに当てたシーンについて海外メディアが注目している。前半17分、右からのCKにマークを外してフリーでヘディングシュートを放ったがクロスバーを直撃。ボールはレバンドフスキの元へはね返ったが、再び頭で狙った一撃はまたもやクロスバーにヒットし、ゴールを奪うことができなかった。
この一連の流れについて、英メディア「スポーツ・バイブル」は「レバンドフスキがスウェーデンとの一戦で驚くべき2つのミスを生み出す」と取り上げ、さらに英サッカー情報サイト「CAUGHT OFFSIDE」も「信じられないほどのダブルクロスバーとEURO2020のワーストミス」と表現している。
世界最強ストライカーは今大会3試合3ゴールも、未勝利でのグループリーグ敗退という結果に終わった。一方スウェーデンは、同時刻に別会場で行われていた一戦で、スペインがスロバキアを5-0で破ったため、無敗での首位突破を決めた。決勝トーナメント1回戦でウクライナ代表と対戦する。