「驚異的クオリティー」 モドリッチ、“芸術アウトサイド弾”を海外絶賛「魔法の瞬間」

右足アウトサイドでの芸術弾を決めたクロアチア代表MFルカ・モドリッチ【写真:AP】
右足アウトサイドでの芸術弾を決めたクロアチア代表MFルカ・モドリッチ【写真:AP】

35歳のクロアチア英雄、スコットランド戦で母国をEURO16強に導く決勝ゴール

 レアル・マドリードのクロアチア代表MFルカ・モドリッチは、現地時間22日の欧州選手権(EURO)グループD第3戦スコットランド戦で決勝点をマークし、3-1の勝利に貢献した。母国をベスト16に導く右足アウトサイドでの芸術弾を、海外メディアも絶賛している。

 クロアチアは初戦でイングランドに0-1で敗れ、続くチェコとの第2戦も1-1の引き分け。決勝トーナメント進出を懸けてスコットランドとの最終戦に臨んだ。試合は前半17分にMFニコラ・ヴラシッチのゴールでクロアチアが先制するも、同42分に相手MFカラム・マクレゴーにミドルシュートを決められ、1-1で前半を折り返す。

 そして緊迫した展開のなかで迎えた後半17分、クロアチアの英雄が輝いた。左サイドからパスを繋ぎ、中央にいたMFマテオ・コバチッチが右後方のモドリッチへパス。走り込んだ背番号10は、左から流れてきたボールに右足のアウトサイドキックで合わせると、鋭いカーブのかかった一撃がゴール左隅に突き刺さった。

 高度なテクニックによって生まれたゴラッソに海外メディアも続々と反応。英メディア「GIVE ME SPORT」が、「かつてのバロンドール勝者は、62分にボックス外からの絶対的なロケットで彼の計り知れない価値を示した」と伝えれば、カナダのスポーツ専門局「TSN」も「驚異的なクオリティー」と称賛。スペインメディア「フットボール・エスパーニャ」も「魔法の瞬間」と称えている。

 35歳となった今もハイレベルなパフォーマンスを披露しているモドリッチ。バロンドールを受賞した2018年、母国をロシア・ワールドカップ準優勝に導いたような輝きを再び放つのか、決勝トーナメントでのプレーにも注目が集まる。

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