新生なでしこ発足とともに起きた「10番」交代劇 ストライカー専任と新リーダー覚醒への期待
レジェンドの元相棒を「新10番」に指名
大儀見に関しては「彼女はストライカーなので、点を取ることにこだわってほしいのでそこは変えた。9番として、FWの点を取る仕事を任せたい」と、あくまでも最前線での得点力に期待を懸けての背番号変更だと高倉監督は話している。過去に女子ブンデスリーガ得点王に輝くなど実績は頭一つ以上抜けている存在だけに、自分のプレーに集中させたいということのようだ。
1990年代から澤穂希さんという不世出のレジェンドによる象徴的な番号となっているだけに、そのプレッシャーも大きくのしかかってしまうこの「10番」というユニホーム。たかが背番号であり、されど背番号だが、長らく澤さんのパートナーとしてボランチを組んできた阪口は、その番号を自分のものにしていけるだろうか。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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