「凄まじいロケットを発射」 デンマークDFの”浮き上がる”豪快ミドル弾に海外驚愕
クリステンセンのゴールもあり、デンマークがロシアに快勝して逆転で決勝T進出
デンマーク代表は現地時間21日、欧州選手権(EURO)のグループステージ最終戦でロシアと対戦し、4-1の快勝を収めた。この試合でチーム3点目を決めたDFアンドレアス・クリステンセンの弾丸ミドル弾を、海外メディアが「凄まじいロケットを発射」と称賛している。
グループステージ初戦のフィンランド戦(0-1)、第2戦のベルギー戦(1-2)で敗れ、決勝トーナメント進出には勝利が必須条件のデンマークは、1勝1敗で勝ち点3のロシアと対決。試合は序盤からデンマークが支配すると前半38分、MFピエール=エミール・ホイビュアからの縦パスを受けたMFミッケル・ダムスゴーがエリア外から右足でミドルシュートを放つ。ボールはゴール右隅に吸い込まれて先制に成功し、1-0で試合を折り返す。
後半に入ってもデンマークの攻勢は続き、同14分、相手GKマトヴェイ・サフォノフへのバックパスをカットしたFWユスフ・ポウルセンが冷静に流し込み追加点を奪う。同24分にはロシアにPKを与えてしまい、1点を返されるも、その10分後に素晴らしいゴールが生まれる。
同24分、左サイドからのクロスにFWマルティン・ブライトバイテが頭で合わせたが相手サフォノフに一度は防がれ、ボールは右サイドに流れる。DFイェンス・ストリガー・ラーセンもう一度中に折り返し、DFシモン・ケアーが左足で合わせるも、またしてもサフォノフに防がれ、クリアされる。しかし、このクリアボールに反応したクリステンセンがペナルティーエリア外正面から思い切り右足を振り抜くと、矢のような弾丸シュートはゴールネットに突き刺さった。
英メディア「スポーツ・バイブル」は、「クリステンセンが凄まじいロケットを発射し、デンマークがグループステージを突破した」と見出しを打ち、「スピードが速く、浮き上がりながらの弾丸ミドルは、エリア内にいたロシア選手の間をすり抜け、ゴールネットに突き刺さったため、相手ブロックを無効化した」と取り上げている。
デンマークは同時刻に別会場で行われていた試合で、フィンランドがベルギーに敗れたことにより、ベルギーに次ぐグループ2位で逆転での決勝トーナメント進出を決めた。