欧州戦線で猛威を振るうスペイン勢 過去8年の優勝確率は代表&クラブ合算で驚異の69%!

バルサ、レアルの二大巨頭だけでなく…

 今季CL決勝の結果を除いた内訳はバルセロナが6回、アトレチコが4回、セビージャが3回、そしてレアルとスペイン代表が2回となっている。一発勝負で行われるUEFAスーパーカップも含めているとはいえ、その割合は69%にも上り、スペイン勢の強さを象徴している。

 「MSNトリオ」と「BBCトリオ」の圧倒的な破壊力を前面に出すバルセロナとレアル、闘将ディエゴ・シメオネ監督の下で強烈な結束力を発揮するアトレチコの強さは知られるところになった。一方でセビージャはクロアチア代表MFイバン・ラキティッチ(現バルセロナ)、スペイン人MFアレイクス・ビダル(現バルセロナ)、コロンビア代表FWカルロス・バッカ(現ACミラン)ら有望株を毎年のように放出しながらも安定した成績を残している。

 スペイン屈指の知将ウナイ・エメリ監督の指導力の賜物だが、辣腕のモンチSDは日本代表MF清武弘嗣に興味を持っているとの報道もある。来季CL出場権を得たリーガの実力派がさらに地力をつければ、欧州戦線でのスペイン優位はまだまだ続きそうだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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