「偶然にもどちらも同じ」 G大阪&柏監督の”共通点”に海外メディア注目

ガンバ大阪の松波正信監督と柏レイソルのネルシーニョ監督【写真:Getty Images】
ガンバ大阪の松波正信監督と柏レイソルのネルシーニョ監督【写真:Getty Images】

過去に降格経験済みの松波&ネルシーニョ監督、"偶然性"にブラジルメディア着目

 J1リーグは2021年シーズン開幕から約4カ月が経過した。今季は下位4チームが自動降格するレギュレーションとなり、降格圏には優勝経験があるガンバ大阪(17位)と柏レイソル(18位)が沈んでいる。そんななか、海外メディアはそれぞれのチームを率いる指揮官の共通点にフォーカスしつつ現状に触れた。

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 昨季2位のG大阪は、さらなる飛躍を期してシーズン開幕を迎えたものの、今年3月にチーム内で新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が発生し2週間活動を休止。その影響を隠せず、5月に宮本恒靖前監督を解任し、松波正信新監督の下で出直しを図った。

 一方の柏も、昨季リーグ得点王&MVPのFWオルンガがシーズン開幕前に中東クラブへ移籍した穴が大きく、序盤戦から低空飛行を続けた。ブラジル人の名将ネルシーニョ体制3年目は苦境が続き、18試合消化時点で4勝2分12敗と大きく負け越している。

 J1リーグやカップ戦制覇を経験している両クラブとあって、その低迷ぶりに海外メディアも熱視線を送っている。ブラジルメディア「グローボ・エスポルチ」は両指揮官の共通点にフォーカス。柏のネルシーニョ監督は09年、G大阪の松波監督は12年にも監督を務め、それぞれ降格を経験していることから、記事では「同じクラブで2度目の降格回避を試みている。伝統的な2つのクラブが降格ゾーンに入っており、偶然にもどちらも同じチームですでに降格したことのある監督が率いている」と指摘した。

 G大阪は松波体制を当初、暫定的な位置づけにしていたものの、リーグ戦ではここ3戦無敗(2勝1分)と復調の兆しを見せたことで継続を決定。柏は19日のサンフレッチェ広島戦を0-1で落とし、7戦未勝利(1分6敗)と浮上のきっかけを掴めずにいる。

 そうした事実を踏まえ「大阪ではまだチームの回復に自信があるようだが、柏では状況はよりデリケート」とも綴られているが、松波、ネルシーニョの両指揮官は、2度目の降格を回避できるだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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