“主将”ベイルの振る舞いを酷評…伊代表OBが見解 「違いを見せるのが君の役割だろう」 

ウェールズ代表FWギャレス・ベイル【写真:AP】
ウェールズ代表FWギャレス・ベイル【写真:AP】

元イタリア代表DFネスタ氏、ポルトガルのC・ロナウドとの違いを指摘

 欧州選手権(EURO)に出場しているウェールズは、現地時間20日に行われたグループAの最終節でイタリアと対戦し0-1で敗れた。他会場でスイスがトルコに3-1で勝利したためグループ2位となり、決勝トーナメント進出を決めた。この試合でウェールズ代表FWギャレス・ベイルは不発に終わったが、そのパフォーマンスに元イタリア代表DFアレッサンドロ・ネスタ氏は不満のようだ。英メディア「Sportskeeda」が報じている。

 ウェールズは12日の初戦でスイスと対戦し1-1で引き分け、第2戦のトルコ戦ではベイルの2アシストの活躍もあり、2-0で勝利していた。トルコ戦の後半16分にはPKを大きく外すなど、安定感を欠いているが、ネスタ氏はポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドを例に挙げて、ベイルに感じている物足りなさを口にした。

 スポーツ専門チャンネル「スタジアム・アストロ」のなかで、ネスタ氏は「ギャレス・ベイルについても話をしたい」と切り出した。

「彼はPKを失敗してもいい。ゴールを決められなくてもいい。だが、私が彼に期待しているのは、もっとゲームに関与することだ。もしクリスティアーノ・ロナウドが、ポルトガルが難しい状況にあると感じたら、彼はピッチ内でもっと多くのボールを受けに来るだろう。私からしたら、ベイルは世界最高の選手の1人だ。彼はパーソナリティーの面で、もっと多くのことができる。キャプテンであり、チームは難しい状況にあるんだ。頼むよ。ほかの選手との違いを見せるのが君の役割だろう」

 EURO後に引退するという報道もあるベイル。イタリア代表で活躍し、ラツィオやミランでもキャプテンマークを巻いたネスタ氏には、ウェールズのキャプテンを務める11番の振る舞いに納得がいかない様子だった。

(FOOTBALL ZONE編集部)

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