“30戦無敗”のイタリア、先発変更でEURO3連勝 マンチーニ監督「全員がレギュラーだ」
ウェールズに1-0で勝利、充実の内容でグループ首位通過
欧州選手権(EURO)は現地時間20日に、A組が他に先駆けてグループリーグの全日程を終了。イタリアがウェールズに1-0で勝利して3連勝での首位突破を決め、ロベルト・マンチーニ監督は「全員がレギュラーだ」とチームを称えた。
イタリアは開幕2戦でトルコとスイスにいずれも3-0で勝利。そして、このウェールズ戦では負傷明けのMFマルコ・ヴェラッティを起用するなど先発メンバーを大幅に入れ替え、すでに決勝トーナメント進出を決めている優位性を生かした。そして、MFマッテオ・ペッシーナの決勝ゴールで勝利を手にしている。
試合後、イタリア国営放送「RAI」のインタビューに応じたマンチーニ監督は、「これ以上のことはなかった。もう1点くらい取れた可能性はあるが、彼らは1試合ずっと守っていたからね。簡単ではなかったが、選手たちは素晴らしかった。1人や2人が代わったところで、チームのやるべきことは変わらないと言ってきただろう」と、現在のチームに自信を見せている。
そして、負傷により大会への出場も危ぶまれたヴェラッティの起用について、指揮官は「私たちが今日見せたのは、全員がレギュラーだということ。全員が勝利への欲求を表現し、全員がやるべきことを果たした。私たちに特定のレギュラーは存在せず、その時ピッチに立つ11人がいるというだけ」と、登録26人への信頼を示した。
イタリアはこれで、国際Aマッチの無敗記録を30試合にまで伸ばした。16強での対戦相手はC組の2位チームとなり、21日の試合で決定する。大会期間を最も長く取れるA組の首位通過という観点からも、優勝候補の筆頭に近いところまで来たと言ってもよさそうだ。
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