自らを獲得したペレス会長に対しても意見

「レアル・マドリードは今、安定性と継続性を必要としていると思う。現状の選手陣容のままで、ジズー（ジダン監督の愛称）が続けていくことはチームにとっていいことだと思うよ。もし、彼らがチャンピオンズリーグを制覇できなかったとしても、クラブはジズーに仕事をさせるチャンスを与えるべきだと思う。継続性こそ人生やビジネスにとってのカギなんだ」

　レアルと言えば、フロレンティーノ・ペレス会長の一存でチーム構成が大きく変わるクラブである。「彼はクラブに最善の利益をもたらそうとしている。一方でファンやサポーターは、レアルに世界最高の座を望んでいる。彼がそれを果たせなかったら、批判を受けるのは確かだ」と、自らをレアルに連れてきた総帥についても忌憚のない意見を話した。

　かつて”白い巨人”に所属したスーパースターの思いは、クラブを牛耳るペレス会長のもとに届くのか――。ベッカム氏はジダン監督の将来を案じていた。

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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images