元浦和の湘南コンビ、埼スタ“古巣対決”でのゴールに感慨 「頭が真っ白になった」

湘南DF岡本拓也とMF山田直輝が“古巣”浦和戦でゴール【写真:Getty Images】
湘南DF岡本拓也とMF山田直輝が“古巣”浦和戦でゴール【写真:Getty Images】

湘南MF山田直輝とDF岡本拓也が“古巣”浦和戦でゴール

 湘南ベルマーレは、20日のJ1リーグ第18節で浦和レッズとのアウェーゲームに臨み、3-2と逆転勝利を収めた。元浦和の湘南MF山田直輝とDF岡本拓也が、“古巣対決”でそれぞれゴール。決勝点を決めた岡本は、「決めた瞬間に頭が真っ白になりました」と振り返っている。

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 湘南と浦和は今季ルヴァンカップのグループステージで同組になったが、山田はいずれも出番がなかった。そして、古巣浦和とのアウェーゲームはすでに過去にも経験してきたが、「埼スタで対浦和のスタメンが初めて。それが嬉しかったし、自分が元気にしている姿を見せないといけなかった」と、この試合への思いは強かった。

 そして、先制を許した後の前半27分、味方のボールカットからゴール前に進出すると、後ろから入ってきた山田が右足でゴール。それまで苦しい時間帯が続いただけに「得点が入る少し前にやり方を少しだけ変えて、あの時間帯に追いつけたことで心の中の余裕が出た」と振り返った。

 その後、浦和と湘南が1点ずつを奪って2-2の同点で試合はラスト15分に。そこで投入されたのが岡本だった。「(ベンチスタートに)悔しさはあったけど気持ちを切り替えて、出た時にどういうプレーができるかにフォーカスしていた」という岡本が、勝ち点3をつかみ取るゴールを奪ったのは後半42分だった。

 左サイドから元浦和のMF梅崎司がクロスを入れると、相手のクリアが逆サイドの岡本までこぼれた。そして「ファーストタッチが決まって、しっかり振り抜けた」という左足シュートがネットを揺らす。浦和の下部組織出身でトップ昇格してプロキャリアをスタートさせただけに、過去には「埼スタは自分にとって特別なんです」と話していた岡本は喜びを爆発させた。

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