“元10番”のイタリア代表監督、選手顔負けの“スコーピオントラップ”に反響 「美しい」
EUROウェールズ戦の前半19分、飛んできたボールを鮮やかに処理
イタリア代表は現地時間20日、欧州選手権(EURO)のグループステージ第3節でウェールズ代表と対戦。前半39分にMFマッテオ・ペッシーナのゴールで先制したなか、チームを率いるロベルト・マンチーニ監督の“美技”に注目が集まっている。
その瞬間が訪れたのは、スコアが動く前の前半19分だった。ウェールズが最終ラインから左サイドに展開したパスは、DFネコ・ウィリアムズの頭上のはるか上を超え、タッチラインを割る。
ボールは一直線に、テクニカルエリアで指揮を執っていたイタリアのマンチーニ監督の元へ。現役時代に10番を背負った経験もある56歳は、ステップバックしてボールの落下点に入ると、右足を上げてかかとでトラップ。ボールの勢いを殺してみせた。
オーストラリアのスポーツ専門局「Optus Sport」公式ツイッターは、「イタリアの監督ロベルト・マンチーニの技術はまだ錆びついていなかった」と動画を公開。また、英衛星放送「スカイ・スポーツ」も「マンチーニ監督が10番だったことを思い出させる」と報じ、海外ファンからは「美しい」「マジック」といった声が上がっている。