久保建英、来季“本ブレイク”のノルマをスペイン紙指摘 「繰り返すことは許されない」
今季ビジャレアルとヘタフェで苦しんだようなシーズンを繰り返してはいけないと指摘
日本代表MF久保建英は6月末でヘタフェへのレンタル期間が満了を迎えるため、去就が注目されている。マジョルカ、エスパニョール、ベティスの3クラブが新天地候補として有力と見られるなか、スペイン紙「エル・エスパニョール」は来季が“正念場”との見解を示した。
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20歳となった久保はヘタフェでのレンタル期間を終え、契約上、レアル・マドリードへ復帰する形となるが、来季の動向は現在のところ不透明。今季無冠に終わったレアルは、カルロ・アンチェロッティ新監督の下、チーム構成を大きく軌道修正する可能性が指摘され、そのなかで久保は再レンタルされる方向が有力視されている。
マジョルカ、エスパニョール、ベティスが新天地候補とされ、スペイン大手紙「AS」は「マジョルカはタケフサ・クボの復帰を歓迎する」「クボもこのオプションを気に入っている」と古巣であるマジョルカを最右翼に挙げていた。
「エル・エスパニョール」紙も、来季について展望しているが、今季のように出番確保に苦しむようなシーズンは“許されない”としている。
「日本人選手は今季、高い確率で改めてレンタルで出る可能性がある。最初のシーズンにマジョルカ、2年目にビジャレアルとヘタフェで過ごし、経験を積み続ける必要性を示した。ほかとは違う選手だが、まだレアル・マドリードに常時い続けるための強みが欠けている。ヘタフェで良い形でシーズンを締めくくったが、これまで1年を通して問題だったため、レアル・マドリードは選手に対して出場時間を約束しなければならない。招集外になったり、ベンチから出て行くシーズンの状況が繰り返されることは許されない。彼の瞬間は今年訪れなければならない」
「AS」紙は久保がレンタルに出されるのは濃厚としつつ、「レアルは長期的な目でアジアのタレントを計算に入れている」としている。
東京五輪のU-24日本代表メンバー入りが確実視される久保。来季はどのチームでプレーするのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)