名将モウリーニョが“ベルギーの天才”を酷評 「今の時代の選手とは思えない」
チェルシー監督時代に指導したアザールの欠点を暴露「練習では最悪だ」
2021-22シーズンからローマの新監督に就任するポルトガル人のジョゼ・モウリーニョ監督は、現在、欧州選手権(EURO)の解説者を務めている。ヨーロッパのスタープレーヤーが頂点を競うEUROには、モウリーニョ監督がかつてともに仕事をした選手たちも出場している。そのうちの一人について、モウリーニョ監督は練習では「最悪」な選手がいたことを明かした。英紙「ザ・サン」が報じている。
モウリーニョ監督が言及したのは、レアル・マドリードに所属するベルギー代表MFエデン・アザールのことだ。2人は2013年から15年まで、チェルシーでともに仕事をした。2014-15シーズンにはプレミアリーグ制覇を成し遂げ、アザールもリーグ戦37試合で14得点8アシストと活躍し、リーグの年間最優秀選手賞をはじめ、個人賞を獲得した。
だが、モウリーニョ監督は、アザールがその才能を生かし切れていないと、英ラジオ局「talkSPORT」で語った。「エデン・アザールの真実? 真実は見たとおりだ。彼は素晴らしい選手だが、練習では最悪だ。彼が練習で超プロフェッショナルな取り組みをしたらどうなるかは、想像することしかできない。つまり、彼はとてつもない子供であり、信じられないほど家族を大事にするんだ。今の時代の選手とは思えない。とても静かで、家族を大切にする。子供たち、そして親と、静かな生活を望んでいるんだ。だが、毎朝ピッチに立つと……努力はしない」と、アザールの私生活とピッチ上での様子を語った。
そして「彼が(試合で)ピッチに立った時、1週間の取り組みを見ているのではない。彼の純粋な才能を見ているんだ」と語り、その才能を発揮できていないと嘆いた。レアル移籍後は、負傷に苦しみ、十分な活躍ができていないアザール。今回のEUROやこれからのレアルでの活躍で、自身を酷評したモウリーニョ監督を見返すことはできるだろうか。
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(FOOTBALL ZONE編集部)