「仲間を見捨ててはいけない」 闘莉王、乱闘騒動でやってはいけない“男気ゼロ”行動に持論
「闘莉王TV」最新回でU-24ガーナ戦の一触即発シーンに注目
U-24日本代表は東京五輪開幕を前に、5日にU-24ガーナ代表を6-0、12日にジャマイカA代表を4-0で撃破した。本選前の貴重なテストマッチで、相手選手の危険タックルをきっかけに騒然となるシーンが話題を呼んだが、元日本代表DF田中マルクス闘莉王氏は乱闘騒動の際にやってはいけない“男気ゼロ”の行動を指摘している。
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闘莉王氏は自身の公式YouTubeチャンネル「闘莉王TV」で最新回を公開。U-24ガーナ戦で見せたキャプテンの行動に注目している。
問題のシーンは5点リードで迎えた後半26分。センターサークル付近でMF田中碧(川崎フロンターレ)が相手DFフランク・アッシンキから足裏での危険タックルを食らうと一触即発のムードとなった。
すかさず、オーバーエイジ枠で参戦しているDF吉田麻也(サンプドリア)がアッシンキに猛ダッシュし、襟元を掴み怒りの抗議。両チーム乱闘寸前になった末に、アッシンキに警告が提示された。
「自分たちの仲間を見捨ててはいけない。ともに戦っているだけに、そんな行動を取らなければいけない時がある」
吉田の抗議行動を評価していた闘莉王氏。現役時代の闘将として知られていた激情家は、乱闘騒動の最中に人間性が浮き彫りになると持論を展開している。
「仲間意識のある人はそういう行動に出る。どーも思っていない選手は、絡んでもこない! ポツーンと水飲みに行く人が一番分かりやすい。ああいう乱闘的なことになったら、水取りに行く人は人間として一番ダメだよ」
両軍入り乱れるような状況で、淡々と給水をする行為は“男気ゼロ”と見なされると見解を述べ、闘将イズムあふれる内容となっている。