移籍市場で大苦戦のマンU “嫌われ者”ファン・ハール続投ならオーバメヤン獲得も不可能か

移籍市場での求心力が低下した”赤い悪魔”

 守護神のスペイン代表GKダビド・デ・ヘアも、ファン・ハール監督続投となれば移籍を考えると報じられている。今夏の移籍市場で注目株のスウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチにしても、ファン・ハール監督とはアヤックス時代から確執があり、2人が再び同じチームで働くことは考えにくい。獲得に動いていたポルトガル代表MFレナト・サンチェスとドイツ代表DFマッツ・フンメルスもバイエルン・ミュンヘン移籍が決定するなど、ユナイテッドは新戦力の確保に苦労している。

 ここ2シーズンで2億5000万ポンド(約400億円)規模の大型補強を敢行してきたユナイテッドだが、来季のUEFAチャンピオンズリーグ出場権も失い、“嫌われ者”のファン・ハール監督の存在も影響して求心力は著しく低下している。FAカップのタイトルよりも監督交代を実現させる方が、クラブには大きな利点があるのかもしれない。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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