「もはやカテナチオではない」 イタリア代表、2戦6ゴールの“攻撃力”をエジル称賛
EUROで際立つ強さ…2試合でシュート37本、被シュートわずかに1本
欧州選手権(EURO)で2度目の優勝を目指すイタリアは、現地時間16日に行われたグループA第2戦でスイスを3-0で撃破した。2連勝で決勝トーナメント進出を決めた“アズーリ”は2試合でシュート37本、被シュート1本、6得点0失点と抜群の安定感を示している。その強さを元ドイツ代表MFメスト・エジルも称賛している。
ロベルト・マンチーニ監督率いるイタリアは今大会の開幕戦に登場し、トルコと激突。オウンゴールで先制すると、FWチーロ・インモービレとFWロレンツォ・インシーニェのゴールでリードを広げ、トルコに得点のチャンスを与えないまま3-0で勝利を収めた。
そして第2戦のスイス戦もMFマヌエル・ロカテッリの2得点とインモービレの2試合連続弾でまたも3-0の快勝。2連勝で早々に決勝トーナメント進出を確定させた。
イタリアの強さはデータを見ても際立っている。英サッカー情報サイト「Squawka」によれば、この2試合でイタリアが放ったシュートは37本(枠内11本)。一方で、相手に打たれた枠内シュートはスイス戦のわずかに1本のみ。多くのチャンスを作って得点を量産しながらも、相手には決定機をほとんど作らせていない。
そんなスペクタクルなサッカーを披露しているイタリアについて、元ドイツ代表の司令塔MFメスト・エジルは、ツイッターで「イタリアのスカッドは一流だ。今大会で彼らを倒すのは難しいだろう。よく訓練されたチームで、もはやカテナチオではない」と称賛。かつては守備的な戦いでトーナメントを勝ち上がってきたアズーリだが、今大会で見せる魅力的な攻撃サッカーにエジルも感銘を受けているようだ。
スイス戦の勝利で公式戦29戦無敗とし、グループステージ突破第1号となったイタリア。決勝トーナメントでもさらなる快進撃が期待される。