ACL8強進出へ笑顔の守護神が見せた最高のスマイル 完封劇を支えた西川の思いとは…
チームメートをたたえる守護神
浦和の日本代表GK西川周作は18日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)ラウンド16初戦のFCソウル(韓国)戦で1-0の勝利を収め、「自分たちが求めていた結果を出せた」と最高の笑顔を見せた。浦和は前半14分のMF宇賀神友弥による決勝ゴールを守りきり、ホームで先勝してアウェーへと乗り込む。
試合前日から「アウェーゴール」という要素を強く意識していた。2戦トータルで勝ち上がりを決めるここからのシステムでは、2試合の勝敗と得失点差が並んだ場合はアウェーゴールの数で勝ち抜けが決まる。仮に勝利しても、ホームで失点をすれば致命傷になりかねない。そうした戦いの中で、「無失点にこだわる」と強く意気込んでいた。
試合は、西川が「自分の出番が多くなるかもしれない」と予期していたとおりの展開になった。特に前半は、枠外に外れたものも含めて相手の外国人2トップであるFWデヤン・ダムヤノビッチと、FWアドリアーノに合計4本、チーム全体でも8本のシュートを許した。GK西川と1対1に近い状態になる場面もあったが、最後まで動かないでプレッシャーを掛ける西川が目に入ったのか、2トップはビッグチャンスほどシュートを枠外に外した。
そんな展開でも、西川は「最後のところで味方が寄せてくれていましたし、本当に危険なゾーンからのシュートは打たせていませんでした。自分が良い準備さえしていれば、しっかりと止められるという自信がありました」と語り、日本代表DF槙野智章、U-23日本代表DF遠藤航、ボランチの主将MF阿部勇樹など、守備陣のプレーを称えた。
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