メッシ、コパ・アメリカ初戦の芸術FK弾が反響拡大 「マラドーナのゴールをコピー」

チリ戦で直接フリーキックを決めたFWリオネル・メッシ【写真:AP】
チリ戦で直接フリーキックを決めたFWリオネル・メッシ【写真:AP】

チリ相手に華麗なFK弾で先制「一見の価値がある」

 アルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(バルセロナ)は、現地時間14日に行われたコパ・アメリカ(南米選手権)グループリーグ第1戦チリ戦(1-1)で芸術的なFK弾を叩き込んだ。海外メディアも続々と報じている。

「史上最高の選手」と称され、スペインの名門バルセロナでは数々の栄光を手にしてきたメッシだが、これまでA代表ではワールドカップ、コパ・アメリカともにあと一歩のところでタイトルを獲得できていない。悲願の優勝を目指す今大会だが、コロナ禍により1年延期となり、さらに大会直前になって母国アルゼンチンとコロンビアが共同開催を断念。ホスト国から急遽ブラジルに乗り込む形となったが、メッシは初戦から魅せた。

 0-0で迎えた前半33分、ゴール正面約20メートルの位置で獲得したFKのチャンス。キッカーを務めたメッシがゆっくりとした助走から左足を振り抜くと、美しいカーブを描いたシュートが相手の壁を越えて、必死に飛びついたチリ代表GKクラウディオ・ブラーボの左手をかすめてネットを揺らした。

 メッシも得点後にジャンプしながら渾身のガッツポーズで歓喜を爆発させた会心の一撃に、海外メディアも続々と反応。ポルトガル紙「A BOLA」が「FK弾に新たなレパートリー。一見の価値がある」と報じれば、スペイン紙「マルカ」は「マラドーナのゴールをコピー」との見出しで触れている。

「メッシがボールの前に立つことは、相手のゴールに危険を意味し、同時に魔法が起こる合図とも言える」

 記事では、1987年のコパ・アメリカでマラドーナがエクアドル相手に決めたゴールを彷彿させるとしている。

 今月24日には34歳となるメッシ。今大会で自身初のメジャートーナメント制覇を果たしたいところだ。

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