「完璧な脱出!」 チリ代表DF、華麗ダブルタッチで“メッシ瞬殺”…現地メディア称賛

リオネル・メッシとマッチアップするチリ代表DFギジェルモ・マリパン【写真:ロイター】
リオネル・メッシとマッチアップするチリ代表DFギジェルモ・マリパン【写真:ロイター】

チリ代表DFマリパン、アルゼンチン戦でメッシを置き去りにする華麗な突破を披露

 アルゼンチン代表は現地時間14日、コパ・アメリカ(南米選手権)グループリーグ第1戦でチリ代表と対戦し、1-1で引き分けた。この試合で芸術的なFKを叩き込んだFWリオネル・メッシだったが、試合中に相手DFに華麗なダブルタッチで抜き去られたと、海外メディアで話題となっている。

 1993年大会以来の優勝を目指すアルゼンチンは、0-0で迎えた前半33分、ゴール正面約20メートルからのFKでメッシが左足を振り抜き先制。だが後半12分、チリ代表FWエドゥアルド・バルガスに同点ゴールを許した。その後もメッシを中心に得点を狙ったアルゼンチンだが、チリの堅い守備を崩せず、逆に“美技”を食らってしまう。

 コパ・アメリカ公式SNSが「ギジェルモ・マリパンの完璧な脱出!」と綴って投稿したのは、1-1で迎えた後半26分のシーンだ。アルゼンチンが攻め込み敵陣右サイドの高い位置でメッシがボールを保持するも、チリのDFギジェルモ・マリパンとMFチャルレス・アランギスに挟まれてボールを失ってしまう。

 ボールを奪ったマリパンは、コーナーフラッグ付近まで下がって前を向くと、メッシが飛び込んできたタイミングを見計らったかのように、右足、左足とライン際での華麗なダブルタッチで瞬殺。ボールを前に運び前方へとパスを送った。

 チリ代表DFマリパンが“世界最高の選手”を手玉に取ったシーンに母国メディアも注目しており、チリのラジオ局「Radio Cooperativa」のスポーツ番組「Al aire libre」公式サイトが、「マリパンがリオネル・メッシを置き去りにした並外れたプレー」と伝えれば、チリメディア「RedGol」も伝説の“リベロ”である元西ドイツ代表DFフランツ・ベッケンバウアーを引き合いに「ギジェルモ・ベッケンバウアー」と見出しを打ち、「リオネル・メッシを偉大なクオリティーで回避」と称えている。

 いつもはメッシの超絶テクニックを受ける側のDFが“やり返した”シーンとして、反響を呼んでいるようだ。

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