C・ロナウド、EURO初戦2得点で世界記録肉薄 識者称賛「彼は水の上を歩いている」
ハンガリー戦で2ゴール…大会通算11得点は単独1位、代表通算ゴール“世界記録”に残り「3」
ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドは、現地時間15日に行われた欧州選手権(EURO)のハンガリー戦(3-0)で2得点を決め、大会通算得点記録で元フランス代表MFミシェル・プラティニ氏を引き離して単独1位に躍り出た。5度目の出場となるEUROで躍動するスーパースターは「天才」「水の上で歩いている」と称賛の声を集めている。
2004年大会に18歳で初出場し、今回が5大会連続のEURO出場となるロナウド。初戦のハンガリー戦の後半42分にPKを決め、大会通算10得点目をゲット。9得点で並んでいたプラティニ氏を抜き、大会通算得点数で単独1位となった。ロナウドは後半アディショナルタイムにも追加点を挙げ、記録を「11」まで伸ばした。
前回大会ではポルトガルの初優勝に貢献したロナウドの活躍に、解説者も脱帽といった様子だ。英「BBCラジオ5」で解説を務める元イングランド代表FWクリス・サットン氏は、36歳のロナウドを「ジーニアス(天才)」「レコードブレーカー」と称したうえで、「彼の年齢でモチベーションを維持し続けるのは特別なこと。ロナウドはまさに水の上を歩いているようだ」と、不可能を可能にしてしまう驚異的なパフォーマンスに賛辞を送った。
EUROの得点記録を更新したロナウドはポルトガル代表通算得点を103得点に伸ばし、元イラン代表FWアリ・ダエイ氏の持つ代表通算106得点の世界記録にもあと「3」に迫った。今大会中にさらなる大記録達成も視野に入れている。
グループリーグではドイツ、フランスと厳しい相手との試合が続くが、ロナウドはサッカー界の歴史にまた一つ新たな記録を刻むことができるのだろうか。
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