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ブンデス公式サイトが香川の1年を総括 データに映る日本の10番の成長とは…
新体制で新境地を開拓
日本代表MF香川真司は、ドルトムントで通算4季目となるシーズンを戦い終えた。今季は、不動のレギュラーとして活躍した時期から、首位決戦でベンチ外となる屈辱を味合うなど、浮き沈みの激しい1年となった。ただし、その中でも新境地を開拓。クラブ史上最強の攻撃力を持つチームで得点の約20%に関与し、1対1での勝率が50%を越えるなど選手として成長を遂げたシーズンでもあった。ブンデスリーガ公式サイトが「日本人プレーヤー総括」として特集している。
香川にとって今季を振り返る大きなトピックとして、「トゥヘル体制で再出発」、「左MFという新たなポジション」、「ダービー2戦連発」という3点が挙げられている。
2010年に、最初にドルトムントに加入したシーズンから、14年にマンチェスター・ユナイテッドから復帰したシーズンまで、香川に常に愛情を注いでくれたのはユルゲン・クロップ監督(現リバプール)だった。昨夏に退任した恩師の後を継いだトーマス・トゥヘル監督の下でのリスタートは、大きなトピックとして取り上げられている。
そしてこれまでトップ下でのプレーが多かった香川にとって大きな変化だったのは、左インサイドハーフへのコンバートだった。トゥヘル監督は中盤を逆三角形に配する4-3-3システムを採用。日本代表でもプレーすることの多いトップ下のポジションはチームになかったが、より低いポジションでのプレーにも香川は対応した。開幕から14試合連続で先発出場を果たし、前半戦だけで4得点7アシストを記録した。