「絶対的な美しさ」 ウクライナ代表FW、オランダ翻弄の“芸術ミドル弾”を海外称賛

オランダ戦でコントロールシュートを決めたウクライナ代表FWヤルモレンコ【写真:ロイター】
オランダ戦でコントロールシュートを決めたウクライナ代表FWヤルモレンコ【写真:ロイター】

ウクライナはオランダに2-3と惜敗も、ヤルモレンコが決めたゴラッソに賛辞

 ウクライナ代表は現地時間13日、欧州選手権(EURO)グループC初戦で強豪オランダ代表と対戦し、2-3で敗れた。後半に5ゴールが生まれるエキサイティングな展開となったなか、ウクライナのFWアンドリー・ヤルモレンコが決めたゴラッソに海外から称賛の声が上がっている。

 前半をスコアレスで折り返したゲームは、後半に大きく動く。オランダが同7分、右サイドを崩して最後はMFジョルジニオ・ワイナルドゥムが決めて先制すると、6分後にもFWボウト・ベグホルストが決めて2-0とリードを広げた。

 苦しい展開となったウクライナだが、同30分にゴラッソが生まれる。敵陣右サイドのペナルティーエリア手前でボールを受けたヤルモレンコは、FWロマン・ヤレムチュクに一度ボールを預けて中へ。リターンをもらうとそのままカットインし、ゴールまで約20メートルの位置から左足を振り抜いた。美しいカーブがかかったシュートは、ゴールの枠外から巻くようにして相手GKの頭上を破りネットを揺らした。

 この一撃に海外メディアも反応しており、英メディア「スポーツ・バイブル」が「センセーショナルなカーブ弾」と伝えれば、英サッカー情報サイト「CaughtOffside」も「絶対的な美しさ」と称賛。ポルトガル紙「A BOLA」も「ヤルモレンコがEUROで最高のゴールの1つを決めた」と報じている。

 この4分後に同点に追いついたウクライナだが、同40分にオランダに決勝点を許して惜敗。だが強豪相手の堂々とした戦いぶりは、第2戦以降への期待を抱かせるものだった。

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