コウチーニョ、今夏レスター入りの可能性浮上 移籍金26億円で交渉と海外報道
左膝の怪我で長期離脱中、財政難のバルセロナ側は放出へ前向きか
今季FAカップを初制覇し、プレミアリーグでも上位争いに食い込んだレスター・シティにバルセロナのブラジル代表MFフィリペ・コウチーニョ獲得の可能性が浮上している。スペイン紙「ムンド・デポルティーボ」が報じた。
コウチーニョはインテル、リバプール、バイエルン・ミュンヘンと欧州の名だたるビッグクラブを渡り歩いてきたブラジル屈指のエリート選手。しかし、昨年12月に左膝外側半月板の損傷で手術を受けて長期離脱し、シーズン後半戦を棒に振った。コパ・アメリカのメンバーにも選ばれず、受難の時を過ごしている。
12日に29歳の誕生日を迎えたコウチーニョだが、今夏にはバルセロナから放出される可能性が浮上している。記事によれば、人件費削減を目指すバルセロナはコウチーニョの売却に前向きで、2018年にリバプールから獲得した際の移籍金(1億2000万ユーロ/約160億円)の一部を回収したいと考えているという。
そこで移籍先に浮上しているのはブレンダン・ロジャーズ監督の下で躍進を遂げるプレミアリーグのレスターだ。今季は昨季に続いて5位の好成績で、クラブ史上初のFAカップ制覇も成し遂げる充実の“フォクシーズ”がコウチーニョの動向に注目しているという。完全移籍の場合の移籍金は2000万ユーロ(約26億円)程度での交渉になると見られている。
これについて、英紙「デイリー・メール」も「レスター・シティはフィリペ・コウチーニョのサプライズ移籍を検討している」と報じている。元イングランド代表FWジェイミー・ヴァーディが健在で、ベルギー代表MFユーリ・ティーレマンス、ナイジェリア代表FWケレチ・イヘアナチョ、イングランド代表MFジェームズ・マディソンなどタレント揃いのレスター攻撃陣にコウチーニョというワールドクラスの選手が加わることになるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)