神戸イニエスタ、ルヴァン杯16強敗退を悔恨 「ゲーム展開、運び方のミスを改善すべき」

FKを決めた神戸MFイニエスタ【写真:井上智博】
FKを決めた神戸MFイニエスタ【写真:井上智博】

前半アディショナルタイム、全員が攻撃に集中しすぎて失った1点をイニエスタは反省

 ヴィッセル神戸は13日、ルヴァンカップ・プレーオフステージ(16強)第2戦で浦和レッズと対戦。ホームでの初戦を1-2で落としたところから敵地での巻き返しを狙ったが、2-2で引き分けて2戦合計スコア3-4で敗退になった。主将の元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタは「チームとしてのゲーム展開、運び方のミスを改善すべき」と話し、元日本代表MF山口蛍は「こちらの自滅」と手厳しかった。

 神戸はホームでの初戦、先制に成功しながらも1-2で逆転負け。それから1週間後のリターンマッチに向け、山口は「ホームの時はかなり相手に持たれて余裕を与えた。その時間がすごく長かった。今回はそれをさせたくなかった」という狙いがあったと話した。実際に高い位置からのプレスで浦和に落ち着いたポゼッションを許さず、「(イニエスタの)攻撃力を生かすためには誰かが犠牲にならないといけない。そこは個人的になるべく彼を戻させないようにやろうと思った」と、運動量豊富に中盤を駆け回った。

 しかし、前半16分にはコーナーキックのこぼれ球を元日本代表DF酒井高徳がミドルシュートで狙うも空振り。そこからのカウンターで失点すると、前半アディショナルタイムには背後へのロングボール一発でFWキャスパー・ユンカーに追加点を許した。

 イニエスタは「どの試合においてもこちらのミスが決定的だった。個人の誰かのミスというよりチームとして重要な場面でミスをして、相手の得点や大きなチャンスになった」として、その「ミス」という言葉の意味をこう語った。

「ミスというのは個人のミスの話をしているのではなく、チームとしての考え方やポジショニング。今日の2点目のように(前半アディショナルタイムの)47分という時間に全員で攻撃に気を取られて自陣をフリーにした。チームとしてのゲーム展開、運び方のミスを改善していかないといけない」

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