「骨格はある程度見えてきた」 U-24横内監督が”FW評”に言及、”サプライズ選考”は?
無得点に終わったFW前田のパフォーマンスを評価「満足している」
東京五輪への強化を図るU-24日本代表は12日、豊田スタジアムで国際親善試合のジャマイカ代表戦に臨み、4-0で快勝した。本大会のメンバー選考前ラストマッチで横内昭展監督は、無得点に終わったFW前田大然(横浜F・マリノス)について「満足している」と評した。
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日本はOA枠のDF吉田麻也、DF酒井宏樹、MF遠藤航に加え、2列目にはMF久保建英、MF堂安律、MF三笘薫を起用したなか、前半32分の久保のゴールで先制。さらに遠藤のゴールで加点すると、後半にもFW上田綺世、堂安がゴールを奪って、4-0で快勝を収めた。
本大会のメンバー選考前ラストマッチとなったこの一戦で、1トップとして先発した前田は果敢にゴールを目指しながらも無得点に。一方、その前田に代わって後半頭から出場した上田は、同12分に三笘のアシストを受けて得点し、U-24ガーナ代表戦に続き結果を残した。
試合後、横内監督は「骨格はある程度見えてきたかなと思う」とメンバー選考に言及。FWは上田、前田のほか、林大地、田川亨介らを含めた争いになると見込まれるなか、ジャマイカ戦でノーゴールに終わった前田については「大然はゴールという結果はなかったが、それ以外のところ、ディフェンスでプレスバックして、背後を狙うフリーランニングも見せてくれた。もう少しゴールに直結できるようなシーンがあればもっと良かったかもしれないが、満足している」との評価を下した。
これまでの実績を踏まえると、FWにおいて18人の本大会メンバーに最も近づいているのは上田と見るのが妥当だろう。今季のJ1リーグで現在4位タイの9ゴールを奪っている前田の評価は、指揮官の言葉を聞く限りそこまで落ち込んでいるようには聞こえないが、果たしてFWの”サプライズ選考”はあるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)