浦項戦で相手のマナー違反に激怒した浦和GK西川 因縁のACL日韓対決へ「フェアに戦い勝つ」

2戦連続となる韓国勢との一戦に燃える”笑顔の守護神” 「絶対に負けたくない」

 日韓頂上対決を翌日に控え、浦和の日本代表GK西川周作は「フェアプレー」というワードを口にしている。18日のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)ラウンド16のFCソウル戦に向けた前日練習を終えた後に語った。

 浦和にとってACLの直近のゲームは3日のグループステージ最終節、浦項スティーラーズ戦だった。すでに浦和は突破を決め、浦項は敗退が決まっていた対決だったが、日韓対決という要素もあり試合はヒートアップした。そして、1-1のドローで終了した直後のピッチでひと悶着が起きた。

 浦項のDFキム・グアンソクがピッチにテーピングを投げ捨てて整列に向かうと、浦和のFW興梠慎三など一部選手が拾うように促した。一部の韓国選手がテーピングを拾ったが、DFキムはそのテーピングを奪い取って、見せつけるように再度ピッチへ投げ捨てた。その行為に激怒したGK西川が、憤怒の表情で抗議に向かって行き、一時は乱闘寸前の状況に陥った。そうした経緯もあり、2戦連続となる日韓対決となるFCソウル戦は、ピッチ上での戦いに焦点が当たるように求めている。

「非常に注目される試合でもあるし、日韓対決でもあり、自分たちは絶対に負けたくない相手。僕たちはJリーグを代表して戦っているので、結果は欲しい。相手よりもハードワークしなければその結果を得られない。ただ、フェアプレーで終わりたいですし、相手をリスペクトしたなかで激しくいくところはいくのは忘れない。悪質なファウルは良くないと思うし、フェアにピッチの上で戦って、終わった時にいい結果で終われたら最高です」

 

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