「助っ人外国人の感覚」 久保が語る“OAトリオ”の頼もしさ「大人のサッカーになる」
ジャマイカ戦で先制点の久保、オーバーエイジ3人の存在感の大きさに言及
U-24日本代表MF久保建英は、東京五輪の最終メンバー選考前ラストマッチとなった12日のジャマイカA代表との国際親善試合に先発出場し、前半32分に技ありの股抜き弾を決めて先制点をマークし、4-0の大勝に貢献した。試合後の取材に応じた久保は、3人のオーバーエイジ(OA)選手について問われると「融合というよりは、助っ人外国人という感覚」との表現で、存在感の大きさを称えている。
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本大会登録メンバー「18人」入りに向けた“最終選考”となった一戦に、日本はDF吉田麻也、DF酒井宏樹、MF遠藤航のオーバーエイジ3人が、5日のU-24ガーナ代表戦(6-0)に続いて2試合連続でスタメン出場。2列目には久保、MF堂安律、MF三笘薫の3人が初めてスタメンで並んだ。
立ち上がりこそジャマイカが日本陣内に入り込む場面があったが、次第に試合のペースは日本へ。久保はゴールポスト直撃のシーンを作ると、前半32分には飲水タイム明けでジャマイカが集中を欠いた日本ボールのスローインから、右サイドをドリブルでカットイン。低い強烈なシュートを放つと、ブロックに来た相手DFとGK両者の股を連続で抜いてゴールを決めた。
日本は同42分に、OAの遠藤がミドルシュートで貴重な追加点。後半にもFW上田綺世、MF堂安律がゴールを奪った日本は、ジャマイカのA代表を相手に4-0と快勝した。
久保は試合後、今回の活動で「1試合目からしっかり2試合目、3試合目と立て直せたのは良かった」と、東京五輪に向けてチームとして成長できたことに手応えを口にしていた。そして今回の活動から合流したOAの3選手との“融合”について問われると、「そもそも大会の構造として(25歳以上のOAが)3人までは入れるという理由は何か、経験だと思う」と切り出し、持論を展開した。
「オーバーエイジ3人が入ることで面白くなるし、大人のサッカーになるし、よりレベルも上がる。すごくレベルの高い3人が入り、底上げにもなります。融合というよりは、助っ人外国人という感覚」
久保らしい独特な言い回しでOA3人の頼もしさを表現し、「選ばれた選手が一緒に戦えればなと思います」と一丸となって戦うことを宣言。今月下旬に予定されているメンバー発表を経て、18人の「東京五輪代表」が結成されるが、“助っ人”のようなOA3人が加わったチームが、歴代屈指の魅力的な陣容になることは間違いないだろう。
(FOOTBALL ZONE編集部)