「怪我がなければ…自分も思う」 小野伸二、悪夢のフィリピン戦“危険タックル”に本音

コンサドーレ札幌でプレーする元日本代表MF小野伸二と播戸竜二氏
コンサドーレ札幌でプレーする元日本代表MF小野伸二と播戸竜二氏

黄金世代の同期・元日本代表FW播戸竜二の公式YouTubeチャンネルで“本音トーク”

 元日本代表FWで、現在はサッカー解説者として活躍する播戸竜二氏は、公式YouTubeチャンネル「播戸竜二のおばんざい屋」で、北海道コンサドーレ札幌の元日本代表MF小野伸二と対談。日本サッカー界が誇る天才のキャリアを大きく狂わせることになる、1999年7月のシドニー五輪アジア1次予選フィリピン戦での大怪我についても切り込んでおり、小野も「油断していた」と胸中を明かしている。

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 播戸氏と小野は、「黄金世代」と呼ばれた1979年生まれで、1999年4月のワールドユース(現・U-20ワールドカップ)では準優勝を経験している戦友だ。YouTubeのコラボ対談では、播戸氏は札幌復帰の経緯や、41歳でのJ1復帰について質問。ほかにも、小野が日本代表入りを意識するようになった出来事、サッカー選手としての飛躍につながったエピソードなどに触れている。

 さらに話題は、1999年のシドニー五輪アジア1次予選フィリピン戦での悲劇へ。小野はこの試合で相手選手から悪意に満ちたタックルを食らい、左膝靭帯断裂という重傷がその後のキャリアにも大きな影響をもたらすことになってしまった。

「油断していたからね。本当に。10何対0の状況で、交代って頭にあったから油断がトラップに出ちゃったよね。あれはやられるでしょ。それまでの男だったってことだよ(笑)」

 小野は怪我から復帰したあとも、感覚の違和感は拭えなかったと吐露している。

「見える景色が変わった。何も見えなくなった。怪我がなければってみんなが言ってくれるけど、もちろんそれは自分もそう思う。ただ、結局はこういうのって必然的なものだから」

 旧知の仲である播戸氏が、随所に小野の本音を引き出している。対談後編は近日中に公開され、「小野伸二が選ぶすごい選手BEST3」を発表予定だ。

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