五輪メンバー決定前ラストゲーム U-24日本代表、ジャマイカ戦は融合と選考を同時実施か
冨安が離脱したセンターバック、上田が結果を残した1トップはメンバー変更が濃厚
東京五輪への強化を図るU-24日本代表は、12日に豊田スタジアムでジャマイカ代表と国際親善試合を行う。本大会の最終メンバー18人入りを懸けた“ラストオーディション”の場となるだけに、熱気のこもった一戦となりそうだ。
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DF吉田麻也(サンプドリア)、DF酒井宏樹(浦和レッズ)、MF遠藤航(シュツットガルト)のオーバーエイジ(OA)枠を組み込んで戦える数少ない機会だけに、3人はスタメン起用すべきだろう。怪我でDF冨安健洋(ボローニャ)が離脱したため、吉田の相棒役をテストする必要がある。サイドバックもこなせるDF橋岡大樹(シント=トロイデン)、あるいは追加招集したDF瀬古歩夢(セレッソ大阪)がその候補となりそうだ。
5日のU-24ガーナ戦(6-0)では、OA枠の遠藤航とMF田中碧(川崎フロンターレ)のボランチコンビが球際を支配し、中盤でイニシアチブを握る一因となった。最終テストの意味でも、まずはMF板倉滉(フローニンゲン)でスタートか。
2列目は特に、組み合わせを確認しておきたいセクションだ。U-24ガーナ戦では、MF久保建英(ヘタフェ)、MF堂安律(ビーレフェルト)、MF三笘薫(川崎)の共演時間はわずか8分間だった。気鋭のアタッカートリオの連携は見ておきたいところ。FW前田大然(横浜F・マリノス)ら当落線上の選手を起用する可能性もあるかもしれない。
最前線はエース格の上田綺世(鹿島アントラーズ)がU-24ガーナ戦でゴールという結果を残した。チーム発足から最多得点を決めており、序列でも優位に立っているのは間違いない。FW田川亨介(FC東京)とFW林大地(サガン鳥栖)の最終選考を行うことになるだろう。
(FOOTBALL ZONE編集部)